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これからの社会に必要な「考える力」の鍛え方

世界の情勢やテクノロジーの進化で社会が急速に変化しています。

これまで当たり前とされていたことが、ものすごいスピードで変わっており社会で必要とされる能力にも変化が訪れています。

AIやメタバースなどの登場はこれからの働き方にも大きな影響をあたえるでしょう。
そんな社会の変化に合わせて、教育も変わってきました。

学習指導要領にも「生きる力」を育むという理念が掲げられ、思考力・判断力・表現力の育成を重視しています。

これまでのゆとりや詰め込みではなく、これからの社会において必要となる「生きる力」を身につけることが大切になってきます。

「生きる力」が必要になる社会とは?

では、これからの社会がどうなっていくのでしょうか?

今はVUCAの時代と言われています。

VUCAとは先行きが不透明で予測が困難な状態を指し、以下の頭文字をとった言葉です。

V Volatility:変動性
U Uncertainty:不確実性
C Complexity:複雑性
A Ambiguity:曖昧性

2022年においても、未だ収束しない感染症や世界を見れば軍事侵攻が起こり、その影響は日本にも及んでいます。

また、働き方も大きく変わりました。これまでは当たり前と思われていた通勤も、オンラインを活用し自宅で仕事ができるようになり、対面してのコミュニケーションのあり方を変えていきました。

そしてこれからAIやメタバースの登場でさらに変化が訪れるでしょう。

これらは会社だけではなく教育現場も変わっていくことになります。

これまで必要とされてきたのは試験問題を解く力

これまでは学校での教育課程を修了し、企業へ就職し、定年を迎えるまで勤める。引退後は次の人生を歩むという流れが一般的ではないでしょうか。

教育も、その後の社会生活を送る上で必要とされる常識や教養を身につけたり、必要な知識を習得するために行われることが多く、一つの評価指標として学力が挙げられます。

テストや受験も学力を測る手段であり、答えのあるものをどう解くかという力が必要とされています。

社会が同じ方向を向き、答えがあるという状況では答えを導き出すという力が役に立ちましたが、VUCAの時代では答えが必ずあることばかりではありません。

これから必要とされるのは創造性

社会が曖昧で不確実な時代に必要な能力とはどんなものでしょうか。

情報リテラシーやテクノロジーを扱う能力も必要になりますが、これまでに無いものを生み出す創造性が必要になると思われます。

これまではある程度決まったルールや手順に従って答えを導き出すということをしてきました。

より複雑で進歩のスピードが早くなるので、これまでの解決方法ではうまくいかず新しいものを生み出す創造性がより重要になってきます。

創造性を発揮するためには考える力が必要になる

創造性を発揮するにはどんな力が必要になるでしょうか。

それが「考える力」なのです。

特に自分の頭で考えるということが重要になってきます。

これまでにも「考える」ことはしてきたはずですが、これまでの「考える」は与えられた問題を解く力のことでした。

これから必要になる「考える力」とはあなた自身が課題を発見し解決に導く力が必要になってくるのです。

考える力の鍛え方

「考える力」を鍛えるにはどうすればいいでしょうか。

なぜを繰り返す
新たな発見には”なぜ”と疑問に感じることが重要です。

この記事の中にも様々な変化の要素を書いていますが、この1つ1つにも何故と疑問に思って考えてみましょう。

もうこれ以上出ないとなってから更になぜと考え続けましょう。

粘り強さ
この考え続ける粘り強さも大切な要素です。

また明日考えようとか、手っ取り早くインターネットで検索してしまうかもしれません。
しかし、そのもう一歩先に解決策や新たな発見があるかもしれません。

これまでの考えるでは答えにたどり着けば考えることは止まります。

これがいちばん大事なことですが、考え始めてなかなか答えが出ないと、疲れや集中力がなくなり、もうこれくらいでいいかと考えるのを止めてしまいがちです。

抽象化
抽象化とは、具体化の反対で物事のより上位の概念のことです。

わかりやすく言うと一般化することです。

例えばうちにポチという名前の犬がいるとします。

うちのポチはより具体的ですね。そのポチはゴールデンレトリバーです。
ゴールデンレトリバーはポチよりも上の概念ですね。その上になると犬になります。

このようにより俯瞰して高いところから考える事を抽象化といいます。
長くなりますので個別の記事にして詳しく紹介していきたいと思います。

まとめ

今回これからの時代に必要になる「考える力」についてみていきました。

これからの時代を生き抜くには、「考える力」を身につけることが大切です。

小学校でもプログラミング教育が始まっています。プログラミング教育は技術の習得に目が行きがちですが、「考える力」を鍛えるには最適です。

当社ではプログラミングの授業で「考える力」を鍛える訓練をしていますが、プログラムを組むには粘り強く考え抽象化する力が必要になります。

これからもSOCIALSCHOOL全体として考えるというテーマに力を入れていきます。
今後の記事も楽しみにしてください。

この記事を書いた人
㈱ハイバリュー代表(運営元) SOCIALSCHOOL講師、サイコロジカルコーチ 未来をもっと楽しく、もっと豊かにするお手伝いをしています!ITスクールを運営し、プログラミング教育と心理学をベースにしたコーチングで『できる!』という自己効力感を育むサポートをしています。SOCIALSCHOOLで楽しく学び、成長するヒントやアイデアを明るくポジティブに発信していきます!