情報デザインは作品をきれいに飾ることだけではありません。誰に、何を、なぜ伝えるかを決め、情報を選び、構造と表現を試作し、受け手の理解を確かめて改善する問題解決の過程です。
情報Ⅰの「コミュニケーションと情報デザイン」では、メディアの特性やコミュニケーション手段を理解し、目的や状況に応じて情報を表現・伝達する活動を扱います。制作ツールの操作だけが学習目的ではありません。
同じ情報でも、初めて知る人と専門家では必要な説明が違います。受け手、伝えたい行動、利用場面、スマートフォンや紙などの媒体を先に決め、完成条件を「何が理解できるか」で書きます。
伝えたい主張と根拠を分け、重要度に応じて順序とまとまりを作ります。情報を増やす前に重複や関係の薄い内容を除き、見出し、箇条書き、表、図のどれが関係を示しやすいか選びます。
文字は内容と階層、図は関係や流れ、色は区別や注意を示す目的で使います。色や装飾を増やしすぎず、余白、配置、コントラストを揃えます。特定ツールや資格がなければ学べない内容ではありません。
色だけで区別しない、画像に代替説明を付ける、小さすぎる文字を避ける、専門語を説明するといった配慮を行います。切り取ったグラフや強すぎる見出しで、根拠以上の印象を与えていないか確認します。
最初から完成版を作らず、紙や簡単な配置で試作します。受け手に「何が分かったか」「次に何をすればよいか」を確認し、好みの評価と情報伝達上の問題を分けて修正します。
同じ案内を文章版と図解版で作り、伝わり方を比べると各表現の役割を確認できます。学習システムとオンラインで確認できる範囲を基準にしてください。
